「源内蛙合戦 大千秋楽」

今日は研究会へ行くため、また京橋を通った。
JRに乗り換え、ああBRAVAだ、もう終わった、新感線にチェンジだな。
大阪城公園、ここジョギングできそう、上川さん走ってたかも。
鶴橋で降りる時、ここの焼き肉やで打ち上げしたかも。


困った。
近鉄で「表裏源内〜」の原作の続きを読もうと開くと、公演前はただの言葉だった詞が、歌となって踊り出す。
♪たったひとりの侍が のこり九人の上に立つ そんな時代はバイバイバイ・・・♪
♪ズンズチャズ ズンズチャーズ ズンズチャズ ズンチャーズ・・・♪
と来ちゃ、もう歌って踊る以外の何者でもない。
(で、これって「オブラディ・オブラダ」だよね。)


いえ、今から研究会なので切り替え!切り替え!


いつもながら、目から鱗、いえ、耳から鱗の先生を囲んでの勉強会。
胸一杯、頭一杯に満ち満ちた、バッハ。
さぁ、家に帰ったらもう一度弾いてみよう!


と思いつつ、電車で「表裏源内〜」の続きを開く。
9 金貸座頭大跋扈(だいばっこ)
いかんがな!
あの、いかにも悪そうな鳥山検校(六平さん似合いすぎ)、夢の市・浅の市・綾の市・青もの市(皆上手すぎ)。
千秋楽で、娘をさらって舞台にはけて行く時、「もう、明日はやらないんだなー?」と言ってたが、私らの2列めまでの下手にしか聞こえなかっただろな。
悪いやつらだったけど、青茶婆と共に後々晒し首になって歌う。
♪美しい明日を みんなは持っているか 美しい明日を心のどこかに〜♪
源内も加わって
♪おまえは生きている ほんとうに生きている 美しい明日を 美しい明日を おまえが持っているなら♪
源内が一人になって♪ほんとうに持っているならーーーー♪ 上川さんのいい声(ハート)


せっかく勉強したバッハが・・・・・(>_<)


あの本は魔法の本、脚本。
開いたら、音楽が、踊りが溢れ出る。
井上ひさしはすごいな。
いや、舞台を見てそうなったんだから、蜷川さんも、朝比奈なおゆきさんと相まって。
そして、すべての役者さんと相まって。
これが出版されたのは1970年。
万博の年。
あの経済成長の真っ只中で、源内の一生を描いたのはなぜか。
ま、「天下堂々」もこの1〜2年後だったから、逆にその頃、時代の先端を行ったというか、早過ぎた人物が着目されたのかも。
それが、なぜ今また再演か、ということだが・・・・。


井上ひさし、といえば、「ひょっこりひょうたん島」。
♪もしも、僕に 翼があったらなぁ 大空飛んで・・・♪
という挿入歌があったなぁ。
小さい頃の記憶だが、凄く覚えてる。
ひょうたん島が犬の国に着いて、犬の軍隊に捕らえられた博士クンが、牢屋で外を見上げて歌った。
何の歌か忘れたが、
♪ド ドードドミ シ シーシシ・・・・ドミソシッシ〜♪
という曲があって、当時、新鮮な響きが耳に残った。
メジャーセブンス。
何の歌かは覚えてない。
でも、ピアノで何度も弾いてみたような気がする。
作曲は誰だったんだろう。


やはり音楽には凄い力がある。
音楽があることで、強烈な印象をもたらす。
音楽がなかったら何も残ってないかも知れない。


で、帰宅後、バッハの復習、生徒たちのクリスマス会の曲の指導をしましたとさ。
「表裏源内蛙合戦 大千秋楽」の感想まで行きつかなかった(^_^;)