「表裏源内蛙合戦」2回目

一昨日よりかなり後ろだったが傾斜があり、やや中央よりで、とてもよく見えた。
どの人もどの人も素晴らしかった。
それゆえ、ますますぐいぐい引き込まれ、ラストシーンでは悲しさが募ってならなかった・・・・。


席に着くとき、桂南光さんがいたのでぶっ飛びそうになった。
お隣にいた髭のお方も見たことがある。
同じ列に艶やかな着物の女性がいたが、やはり一門の方か?


原作は途中までにしておいて、よかった。
知らない所へ入ってからの、わくわくどきどき感がたまらない。
千秋楽まで読まないでおこう。


民謡(三味線)の師匠だった母が、歌ってた民謡に、“源内さん”がどうたらこうたら言うのがあったはず。
幼いころの記憶に残ってる。
調べてみた。

「祖谷の粉ひき唄」
祖谷のかずら橋ア蜘蛛の巣(ゆ)のごとく
風も吹かんのにゆらゆらと
吹かんのに吹かんのに風も
風も吹かんのにゆらゆらと


祖谷のかずら橋アゆらゆらゆれど
主と手を引きゃこわくない
手を引きゃ手を引きゃ主と
主と手を引きゃこわくない


祖谷の源内さんは稗の粉にむせた
お茶がなかったら むせ死ぬる
なかったらなかったらお茶が
お茶がなかったら むせ死ぬる


粉ひき婆さんお年はいくつ
私ア引き木と同い歳
引き木と引き木と私ア
私ア引き木と同い歳


徳島民謡。
源内は、讃岐;高松藩だけど、かずら橋は国境だからかな。
それとも別の源内さん?


前にも書いたが、子供の頃「天下御免」という、平賀源内が主人公のドラマがあった。
源内は山口崇で、本当に面白く毎週楽しみだった。
杉田玄白坂本九、ナレーターもそうだったかな?
ねずみ小僧次郎吉?に秋野大作の改名前(名前何だっけ?)
林隆三も出てなかったっけ?
「ターヘルアナトミア」もそれで知った。
晩年は描いてなかったから、どんな最期だったのか知らなかった。
だからこの舞台を見るまで、私にとって平賀源内は山口崇だった。
今回、平賀源内は上川さん+勝村さんに塗り替えられた。