「ロミオとジュリエット」BS2


だいぶ前に放映され、HDDに入ったままにしてた。
(SPモードで録ったのでレート下げないとDVDに落とせないし。)
下の娘が丁度ジュリエットの年齢(14歳)で、興味津津。
レートのいいまま置いといてやったが、もう容量が危ないので出すことに。
これは、オリビアハッセーとレナードホワイティング主演のもの。
ニーノロータの古風チックな音楽が何とも言えず、懐かしく、よい。
レート変換ダビングなので付けっ放しで置く。


ああ、でも何度見ても目が離せなくなるワ。
初めて見たのは、高校の時。
試験が終わった日に友達とミナミの格安映画館大毎地下(もうないと思う)に見に行った。
冒頭に出てくる、ロミオの従兄弟でさえ、なかなかイイ男。
ロミオは一体どんなやろ。
と、出ました。
こんなエエ男見たことない!とその時思ったネ。
で、またジュリエットが可憐なこと!
あまりガイジンガイジンしてなくて、こんな可愛かったらロミオも惚れるわ(意外とグラマーだし)。
と、意味不明な納得。
バルコニーの名場面で、スクリーンに雨降ってるなぁと思ってたら、突然真っ白に。
「少々お持ちください」のアナウンス。
フィルムがぶつっと切れたらしい。
今じゃあり得ないよね。
せっかくの名場面に水を差されたけど、観客一同怒りもせず。
と言っても、ほとんど人は入ってなかった。
サボったらしい、どこかの高校生数人と、試験がえりの私らくらい。


2回目は、やはりミナミの毎日文化ホールだったかな、格安の2本立ての映画館だった。
座席に傾斜なく、平らな所に椅子が並べてあった。
何と「ウェストサイドストーリー」との2本立て。
でも、かの「ウェスト〜」も、このロミジェリの後では見劣りがした。
(どうしてウェストサイドを単独で見に行かなかったか悔やまれるが)
一番大きな原因は・・・
冒頭、ジョージチャキリスが出て来て、めちゃめちゃカッコよく、惚れてしまった。
そこへ、主人公、トニーが出てくる。
でも、悲しいかな。
チャキリスに負けてる・・・。
ナタリーウッドは歌が吹き替え?(違うかな)
そこでは、「ロミ・ジェリ」「ウェストサイド」「ロミ・ジェリ」と見て、クタクタになって帰った。


その映画館では、確か、「欲望と言う名の電車」「南太平洋」「追憶」も見た。
「欲望〜」はビビアンリー演じる、気位の高い元中学校の教師が主人公で、モノクロ。
舞台劇そのままのような映画だったけど、なかなかよかった。
「南太平洋」は“バリハ〜イ バリハ〜イ♪”と地元のおばさんが歌う幻想的な場面に、高まる期待。
でも、全編ミュージカルで、台詞が長々とした歌のため、うとうと・・・。
初めの歌以外、全然面白いと思えなかった。
この前、タヒチ?特集で、この島をやってた。
ああ、ここだったんだ〜とちょっと感激。


今回見ていて、この「ロミ・ジェリ」は、台詞が原典のままなんだろうな、と思った。
詩的で意味深な台詞の数々。
音楽も古風な感じで、ダンスの場面はその時代にスリップ。
画面も、室内は明る過ぎす、自然はそのままに。
それがとても心地よい。
初めの方は、ちょっと先週の「篤姫」思い出した。
マキーシュオは、昨日の「カッコーの巣・・・」の主人公と共通点あり。


何度も見てるのに、またほとんど見てしまった。
まぁ、見ながら洗濯物や片付け・掃除はしたから、許されてたもれ〜。