中村屋の月餅


今、中村屋の月餅を食べてる。
小豆餡に、木の実餡。
私が中2の時、東京に引っ越した。
そこに来て、中村屋という関西では見慣れない和菓子店を何軒か見た。
新宿に本店があるらしい。
母が、買って来て、小豆餡も美味しいが、木の実餡に親子で嵌った。
母は、「昔、中国ではこの中に密書を入れて持ち歩いたんやて。」とどっかから聞いて来た。
そんなこと思い出して、何か母が懐かしくなった。
会いたいな。会えないけど。
お彼岸って、本当にあの世から帰ってくる日だといいのにな。
(父曰く)母似の長女の事、話したいな。


生協に、これが出ていたので、何年ぶりかに食べた。
あれから他の月餅は食べたが、中村屋はもしかしたらウン10年ぶりかも知れない。
おや?ゆっくり味わおうと思ってたのに、2個とも、ぺろっと食べてしまった。
こんなんだっけ?
もっと、中身が詰まってて、大きかったような・・・・?
もっと食べ応えがあったような気がするんだけど。
大人になって、和菓子もほぼ自由に買って食べれるようになったから、ありがたみが無くなったのかな。
冷蔵庫には、胡桃入り黒糖わらび餅も入ってるし。
この前お土産に買って来た栗羊羹もまだあるしな。
尤も、この二つはおそらく、子供たちの胃に消えるでしょう。


我が家は和菓子党?
でも、次女はパティシエ志望で、よく洋菓子を作ってる。
それに和菓子は普段は材料が手に入りにくいよね。
お正月には私は栗きんとん、さつまいもとりんごのきんとん、ユリ根きんとんの3種作ったけど。