女王の教室

やっぱり、そういうことだったのねという結論。
天海祐希がTV誌で言ってた、謎を解き明かさないままにして、続編に出たいです・・・・
と言うのも、あってるかな。
厳しくして、世の中の現状を見せしめ、自分たちで考え、行動できるようにするというのは納得できるかもしれない。
賛否両論だったのが、肯定派が増え、視聴率が鰻登りというのはそこだろう。
戦後教育の批判とも取れる。
ここで、大勢の人に影響を与えるとしたら、考えておきたいことがある。
一つには、代表委員。
かなり前から、代表委員はやりたがらないと言うことを聞いた。
皆の意見をまとめなきゃいけないし、雑用もある。
中学受験にも差し障るかもしれない。
それを、「成績の悪い者がする雑用がかり」としている。
しかし、本来、代表委員を選ぶことは将来、国や地方自治体の議員のように、民意を代表して政治を行っていくことを学ぶ大切な事のはず。
女王の教室」は、根本的に権力を動かすとか、変えるとか、参加するとか言う事を全く諦めてる考えだ。
現状を肯定するしかない、無気力なのはどっちか?!


代表委員は、成績の一番悪い者は、掃除も給食当番もする。
掃除や、給食当番は、嫌な、皆がやるべきじゃないことなんだろうか?
掃除したら、してもらった人は勿論、した本人も清々しくて、本当に気持ちの良いものだ。
そして、無くてはならない、重要な事だ。
(誰も掃除をしなかったらどうなるか考えただけでも分かる。)
給食当番も、料理好きな我が家の娘など大好きで、いつも給食委員になっていたほどだ。
やる方が楽しいし、今も将来も役に立つ。
もしかしたら、その事もマヤは分からしたかったが、時間切れ?
それじゃ、困る。
視聴者には届かない。


もう一つには、私学受験。
非常に中学受験を肯定している。
私学に行かないのは落ちこぼれと言いたい?
私学に行くばっかりが能じゃない。
また、私学に行けばいいってもんじゃない、と思うが。
中盤では受験組の矛盾を突いたと思ったのに、最後には主人公まで私立中に入学している。
それでいて、マヤは、私立小学校への勤務を断っている。
色んな子がいるから、やるべきことがあると。
だったら、これはおかしいんじゃ?


どうも、中途半端な思いが残る「女王の教室」であった。