高校の文化祭。

体育館のステージでは各クラスの力作、熱演が披露されます。
昨年は、「キャッツ」が2組、「アイーダ」etc.で見ごたえあったので、ビデオ片手にいそいそと参りました。

  • 「スイング ガールズ&ボーイズ」

初っ端から凄いやつだった。
お芝居は短めだったけど、クラス一丸となってビッグバンドに挑戦したのは素晴らしかった。
「イン・ザ・ムード」で始まって、最後の「シング・シング・シング」では涙が出てしまった。
ちゃんと動きも入れて、司会の子も本格的。
短い期間で、ほぼ全員参加で、あれだけの出来栄えは、本当に感動もの!
楽器はどこから調達したのかな?
管楽器は勿論、ドラムも、エレキギターもあったよ!

ヒロインの子が上手い。
きっと、ダンスか何かをやってる子だろう。
相手役の男子も、主演男優賞を差し上げたい、熱演だった。
高校の文化祭で照れずにあれだけの事をするのは、なかなかできることではない。
舞台の階段をとぼとぼ降りて来るシーン。
床に座っていた観客たちは、思わず、後ろにささーっと下がって道を空けた。
死んでしまったヒロインを抱き、絶叫。
「サティーン、サティーン、サティーーーーン!」
ティーン役の子は幸せだったことでしょう。
(初めの、サティーンがひっくり返って「アア、イイワ、イイワ・・・」とか言って、相手の子がぼさっと立ってたのは、ぎりぎり許されるloveシーンだったのか?)
店の踊り子たちが、ずっとそのままの衣装で校内をウロウロしてたのには引きましたが。

タップと殺陣をご覧ください、と言うだけあって、大変上手かった!
余程練習したのでしょう。
最終での集団タップダンスの長さ、半端じゃなかった。
演出も、舞台の上だけでなく、舞台前も駆使。
舞台変換間に、舞台下で間抜けな4人組の殺陣の練習?で笑わせたり、凝っていた。
殺陣は、映画で研究したのだろう、腰を落として、なかなかの物だった。
男子が少ないので、悪役が女子だったが、これがまた熱演。
切られたら、舞台下に落ちるのだよ!
(マットがしいてあって、幕で隠してあった)
映画と同じく、芸子さんの一人が男だったので受けていた。
これが最終だったが、しばらく席を立てなかった。
後で体育館横通ると、机など運ぶ、やくざ侍たちがぞろぞろ・・・・。
ほとんど女子なんだけど、大したもんだぜ、君たち!


舞台って、楽しいだろうな。
一度やったら、病み付きになりそう。
役者さんもそうなんだろうな。
って、最後はやっぱり、かみかみ・・・。