数年前、役者上川隆也としてCMに出ているのを見ていた。

医者、弁護士、刑事、と次々演じているシーンが写る。
熊の縫いぐるみでキスシーンの練習をしようとしてる所。
弓をきりりと引き絞っている姿がバックに長く写る。
そのCMの最後は、劇場のカーテンコールだった。(ニセモノだけど)

私はそのCMにすっかりヤラレ、いつか舞台を見に行きたいものだと思っていた。


TVで初めて見たのはこのCMだったか、大河ドラマ毛利元就」だったか。
それから「大地の子」の再放送があり(これは内蒙古に特別に関心があったので)、その後はこのCMの別バージョンで毎週見た。
ドラマに出ているのは分かっていたが、見たのは「君が教えてくれたこと」の第何回かの一部と、「白い影」のメイキングと第2回の一部だけ。
その頃は家庭内カミングアウトをしていなかったので、夫にすぐチャンネルを替えられていた。


そして、我が家にもPCがやってきた。
INを接続し、まず始めに検索したのが「上川隆也」(^^;
ここで所属劇団の公演がもうすぐある事を知る。
そして、今までの公演のビデオを見て“予習”を始めたのだった。
「さようならノーチラス号」「4月になれば彼女は」「ヒトミ」「TRUTH」「風を継ぐ者」・・・
大体こんな順で見た。
「TRUTH」は、最後が圧巻だし、岡田達也もいいと思った。
他のビデオにはない、一言挨拶も入っていて面白かった。
何よりも、HPにあった写真の鏡吾の顔の前を上下する横棒の謎が解けた。


さて、今回、大阪千秋楽。
前説から、神戸公演に備え、急いでバラシをして発たねば・・・と強調。
その時は、ああそうかと思う程度だったけど。
花粉症と寝不足と疲れ目、度の進みのためか、何度も眼鏡を外して眉間を抑えながらの観劇となってしまった。
席も後ろの方ではあったし、ちょっと見辛かった。
それでも前半は、ああこれだこれ、上川さんったら〜とか、楽しかった。
終盤になり、幻次郎と鏡吾の殺陣の合間になる音楽のベースのボリュームがハレーション起こすほど大き過ぎて、その地響きに気分が悪くなってしまった。
楽しみにしていた一言挨拶はなく、意識は神戸に飛んでるようでちょっと寂しかった。
おっかーさん、前回の方が必死な感じでよかった気がする。


いずれにせよ、体調が万全でないのがいけなかった。
なんて言いながら、また夜更かしだ。
神戸千秋楽はサイドとはいえ、前の方だからもっと見えるだろう。
もっと盛り上がるだろうし。
楽しみにしています。


メルパルクホールは今度コンクールに数人出す予定。舞台で音響試してみたかったヮ。反響版出すだろうし、また違うけどね。)