最後の忠臣蔵〜太秦映画村


NHK金曜時代劇「最後の忠臣蔵」のDVDが発売が決定されたそうなので・・・・。


昨年9月25日、太秦撮影所に行ってきた事と、14日と22日に見に行かれた方から訊いた事をメモしておきます。

映画村に着いたのは、12時過ぎ。
予定では昼休みでしたが、先客さんに訊くともう昼食を取って戻ってこられたとのこと。
戻って来られるのを守衛さんに教えて貰って、通る所でこっそり待ってたけど、付き人さんでしっかりガードされよく見えなかったそうです。


ガラス張りBスタジオ、初めは襖の向こうでの撮影で、襖の部屋へ入って行くシーンでした。
紺の着物・袴の上川さんの胴体だけ見えました。
(頭だけ見えなかった)
その後はずっと襖の部屋の中。
全く見えません。
音声がスピーカーで流されてるのですが、音が悪くて聞き取りにくい。
それでも、江守徹「近こう寄れ」、上川「はっ」とか、上川「四七士が〜〜」とか、江守「柳沢め、目に物言わせてくれるわ!」とか聞き取れました。
1つのシーンが終わると照明や音声の配置を変えたりするようで、その間、役者さんは外へ出てこられます。
上川さんが出てきました。
月代です。
上川さんは煙草のような物を受け取られ、吸っておられました。
でも煙もなく、喉がすっとする物かなんかでしょうか?
それとも眠気覚ましに吸ってたのかな?
江守さん、津川さんは平気でそこを通って行ったり、立ってたりするのに、上川さんはすっと見えない所へ行ってしまいます。

次に、隣の手前の部屋に移動。
あでやかな女優さんが2人来られて、津川さんらが拍手されてました。
今度の部屋は撮影してる所が見えます。
でも上川さんは着物と手しか見えない。
先客の人は上川さんのファンで、双眼鏡を持ってきておられ、貸してくださいました。
上川さんの手をアップで見る。
あ〜、上川さんの手だ〜〜。
袴の柄がくっきり。
端っこへ回ってみると、上川さんがバッチリ見えるじゃないですか〜!
涼しい切れ長の目、凛々しい・・・・。
なぜか、目を何度も瞬いておられます。
さすがにお疲れか?
スタッフが顔や髪、着物を直しています。
本番、お辞儀をし、台詞言っておられます。
津川さんが入ってくるシーン。
上川さんが津川さんを見るため、こちらに顔が向きます。
双眼鏡を貸してもらって覗いてると、上川さんのキッとした目が津川さん越しにこちらを見ました。
本番が終わって、上川さんはもう一度こちらを見上げました。
そのキッとした目に、双眼鏡越しでも電気が走りました。
その後、スタッフが網のような物を持ってきて上川さんにかざし、只でさえガラスの汚れがあったのに、さらに見え難くなってしまいました。

その次はさらに隣の部屋へ。
反対側へ回ると、津川さんと並んでこちら向きに座られました。
でも、上川さんの顔は丁度隠れています。
御辞儀を何度かするので、顔が降りてきて少し見えました。


団体さんなど、お客さんが断続的に来ましたが、あまり見えないので皆さん、すぐ出て行かれます。
上川さん目当てでずっといたのは、私と先客さんの2名だけでした。
津川さん見て「あれ、朝岡雪路の旦那のほれ、何とか言うのちゃうかいな」と言ってる人はいました。
唯一、最後に来たカップルの女性が「(上川さんがいて)見に来てよかった〜〜」と言ってました。


ここからは、9月14日にあった討入りの撮影の模様聞き書き

オープンセットで2時?からの撮影予定が4時近くになってようやく始まり、北大路さん先頭に四七士が並んでいる。上川さんが見つからず、撮影が進み、その後も上川さんが幾ら捜してもいない。
それもそのはず、泉岳寺へ向かうシーンだった。
5時前になって、着物を着替えていた上川さんが登場。
近づいて来られるのをじーっと見てると、顔を伏せてしまわれた。
5時になり観客は出されたけど、撮影はそれからだった。


次はオープンセットでの撮影があった22日。
家の中だったので撮影は全く見れなかったそうです。
でも、外で準備中は見る事ができ、北大路欣也さんが両側からスタッフに扇子で仰がれてるのに、上川さんは、スタッフが仰ごうとすると、扇子をもらって自分で仰いでいたそうです。
椅子を勧められても、いいです、と言うふうにされ、スタッフが灰皿を使いやすいように動かしてあげたりしていたそうです。
ファンは先客さんたちだけだったけど、相変わらず上川さんはマネージャーさんの陰などにすぐ隠れていたらしいです。
北大路さんは「欣也さん」と呼んだら振り返って笑ってくれたとか。
和久井映見さんとは談笑していたそうです。
22日の撮影の時は、まるで和久井さんに守ってもらってるように隠れてた。
和久井さんは、頷いたり話たりしてるのがずっと見えていた。
隣は見えなかったが、呼ばれて二人で行くのが見え、上川さんだとわかった。


先日、日本映画専門チャンネルでしていた「梟の城」(中井貴一上川隆也)にも、ここ太秦!という箇所があり、エンドロールで確認。
やっぱり東映撮影所とありました。
映画で見ると結構江戸時代に見えますねぇ。
DVDに落としたので、時間あったらもう1度見てみよう。
行った時、「大奥」「八丁堀の七人」「新・影の軍団」、お正月にした「国盗り物語」も撮ってました。
新藤源次郎(江守徹)の屋敷が、調度品を替えるだけで大奥の部屋になっていたような・・・。


放映されたものを見ると、知ってる所で行われたロケもあり、通りかかった時などしみじみします。
功名が辻」も、京都で撮影していただけないものでしょうか。