「ガマ王子対ザリガニ魔人」

DVDに録ってたのを最後まで見た。
私は映画よりこっちの方が好きかも。
映画は皆ディフォルメがすごいから、演技がのっぺらになってるような気がする。
どちらも出てる山内圭哉に、それが如実に表れてる。
舞台では(おそらく)アドリブが効いてる。
“じゅんぺい”のくだり、映画ではちっとも笑えなかったが、舞台のは何度見ても可笑しくってたまらない。
そして、ほろり・・・。
「パコ」のオカマさんが子を想って泣くのは、舞台では(女性だけど)なかった。
そこは、映画の方がよかったと思う。


看護婦の二人も、映画ではコスプレからして「如何にも」という感じだが、舞台の方が普通の看護士さんだと思ったら、あらあらという意外性があって面白かった。
大貫も、個人的に舞台のほうが好きだ。
実在感がある。
映画がよかったのは室町。
妻夫木聡のこと、すっかり見直してしまった。
浅野医師は、上川さんだから見れてよかったが、ケンちゃんもいい感じ。
堀米のことはもう何も言いますまい。
(サダヲちゃんは好きよ)
大いに重要だったのはやはり、パコちゃん。
舞台のパコも悪くないけど、本物には敵わない、と思ってしまったほど。


後半は、まさに「映画ってずるいな」。
いえ、絶対舞台ではできないことなので。
このアニメ・CGは強烈だけど、なかなか素晴らしいと思う。
これが、「パコ」の値打ちじゃないかな。


まとまりのない文になってしまったが、両方それぞれ違って楽しめて、実は満足かも。