ハイビジョン


TVが壊れ、ついに我が家もデジタル化した。
デジタルは確かに画像が綺麗だけど、内容は同じなんだからしょうむない。
でも、NHKBSハイビジョンはええわ!
ビデオ録画がモニターでしかできないから、綺麗に録れないのが難点。


ハイビジョンで、中国のカルスト台地を映していた。
規模が違う!何と九州の4倍の面積・・・。
岩の一つ一つ、窪み、川が巨大。
こんな所、人は足を踏み入れもできないだろうと思ったが、鍾乳洞はライトアップされていた!
その洞窟の公開部は見るのに3時間だそうで、秋芳洞の3倍くらいか。
といっても、全体は東京都と同じ位の大きさって言ってたような?
こりゃ、秋吉台世界遺産は難しいかも・・・。
ここと比べると、箱庭のよう。


タンザニアカルデラもしていた。
野口健さんらが、そこでエコツアーに参加。
遥か遠くの山まで一日歩いてキャンプする。
野生の動物に溢れる世界。
しまうまの群れ、ハイエナたち、フラミンゴでピンクに染まった湖・・・・を見て、野口さんは、高山を登山していると生命に飢えると言っていた。
登山から帰ると、スキンダイビングをして、海の生き物に触れるそうだ。
「地球には色んな所があるんですねぇ。」
本当だ〜。
ハイビジョンだと、臨場感があって少しは実感できる。


昨日は、青海〜チベットの鉄道をしていた。
去年できたばかり。
何両繋がってるのか長〜い、20両以上ありそうだ。
ラサへの巡礼の人がたくさん乗るのか。
五体倒置礼をしながら何ヶ月もかけて巡礼する人もまだいる。
いつの間にか立派な道路ができて、そこを五体倒置してると轢かれそうで心配。
ラサ!
行きたかったなぁ。
この鉄道ができたから、行くのも夢じゃないかも。
かつてインドのダラムシャラで、ダライラマに会ってきたから、ま、いいけど。
ラダックに行く予定だったんだけどね。


そいうや私らが飛行機のキャンセル待ちしてたシュリナガルから、自転車でラダックに向かった、あの男の子、どうしただろな。
その時ラダック帰りの2人組に会って悲惨だったと言ってた。
物資運ぶトラックに載せて貰ったが、食料がない。
何日も片側通行で足止め。
そんなとこに、自転車でねぇ。
私らも結局飛行機に乗れず、あきらめてデリーに戻り、急遽バスでダラムシャラに行くことにしたんだった。
10何時間乗っててもなかなか着かないんで、焦った。
でも私らとSAME・FACEのチベット人が何人か乗ってて、話せてよかった。
ダラムシャラに留学させてる娘さんに会いに行くと言うおじさん。
その日は8月6日。
博学なおじさんは「Today、原爆が広島に落とされた日だ。日本ではどうしてるか」と訊く。
日本はあんなことする大きな国と戦って偉いとか言ってた。
おなかが空いたことも忘れ、トイレにも全く行かず(行けず:トイレ休憩はあったが、野でしないといけないので:汗だらだらで水もあまり持ってなくて出るものもなかった)、外国人が入れない地方も通り、カメラを出すことも憚れ、そして深夜、ようやく到着。
テルチベットという、唯一上等?そうなホテルがあり、泊まる。
親切だったが、あの虫には困った。
出てた足はブクブクに刺された。
翌日、持参してた蚊取り線香で布団を燻し、これも持参の虫除けを思いっきり塗って靴下履いて寝たが、またしてもブクブク・・・。
お坊さんたちにバター茶出してもらったり、チベッタンと思われたり、ダライラマに会ったり、もうどっぷりチベッタン。


何でまたこんな話に・・・・。
そうそう、ハイビジョン。
一日中ハイビジョンのお守りしてるわけにも行かず、チベットの鉄道もちら見。
おばあちゃんになって、日長一日見れたらいいな、と一瞬思ったけど、それはそれで・・・。
私は、今、超多忙!
なのに何やってんだ?
さぁ、発表会まであと2週間。
えっ?2週間だよぉ!