大千秋楽行って来ました。

「さんちゃご　進もう♪」コーラスが、
「はらいそに　はらいそに♪」「サンタマリア　ゼズス・キリスト♪」お福の歌が、
入れ替わり立ち替わり耳に鳴り響いています。

どきどきして待った初見の日。
司さん、どんな数々の曲を書かれたのか、楽しみでならない。
こればっかりはネタバレを読んでも分からない。
音楽が始まった！
そして、四郎登場、台詞に続いて歌に。
「全ての人は皆　罪を持って生まれた♪」
とても自然な流れだった。
コスチュームなかなか似合ってますゾ。
おお、四郎、悩んでる・・・・。

そして凧を操るシローが。
「どこーだろう　風の塔がある　塔の中に一人　風の子供がいて空をみてる♪」
後ろだと、マイクの声しか聞こえないんですね。
この時は２列目だったので、直接の声も聞けたんです。
顔の動きも間近ではっきりと見え、私の心を鷲掴みでした。

「わすれたい　とか聞くと　切ない♪」とマイナーで始まる。
これも、面白かった。
メジャーに変わる。
歌に操られる役人達。
ダンスがめちゃ楽しい〜。
生き生き溌剌としたシロー、なんてプリテぃ〜。

お福さんの歌とコーラスは、いつまでも耳にこびりつく。
ついつい歌ってしまう。
リオの「はかなく　澄みわたる心♪」
エコーがちょっとかかって、天から聞こえる感じ。

「殉教だ　まるちりだ　主のために死にに行こう♪」
というキリシタンたちを止めるシロー、そしてリオ。
「奇跡が奇跡が起きた♪」のコーラス。
シロー低く「拳を振り上げろ　その足踏み鳴らせ♪」
そして高く。
コーラスにかぶせて「さぁ　立ち上がれ　この牢やぶれ　戦うんだ　自由のために♪」
全員で「握った拳に神は宿る♪」
ここは圧巻。
煽るビートに乗っていると、ルワンダの内戦がラジオから歌で煽って始まったことを思い出した。

１番好きなのは、船の積荷をバテレンの子供たちが運んでるシーンでの
「海はつながってる　それを止めようとすることは　まちがいだ♪」
それから
シロー「俺達の名はSHIROH　俺は天草のシローだ♪」
四郎「私は島原の四郎　それでいいではないか♪」
二人の掛け合いが楽しい。
この辺り、希望に満ちた感じで、こっちまで嬉しくなる。

ベースに乗って台詞を交えた歌を歌う殿。
なかなか粋。
しげちゃん！かっちゃん、のりのり〜
「死なない程度にがんばるぞ♪」
と言ったとたんにバーンだったけど。

宴。
司さんたちも出てきた。
「光はもう目の前　まっすぐ行こうはらいそに♪　光は今我らに　このまま行こう君と未来に♪」
この場面も好きです。
カーテンコールでも歌われ、いつも一緒に歌ってました。

ああ、でも
「誰のために命奪われた　ならば神よこのキリシタン三万七千　今　貴様にくれてやるぞ
まるちりだ　その血で渇きいやすがいい♪」
お蜜や仲間を殺され、狂気に陥っていくシロー。
十字架に登り、
「ラスト　ジャッジメント、皆殺しだ！」
ダダダダッと撃たれるシロー。（涙）

もう、四郎にもキリシタンたちは止められない。
そして四郎は撃たれた寿庵を抱き
「俺は　俺は何のためにここにいるのか♪」
「醜いのは俺の心だ　仲間を売ったユダは私だ♪」
四郎の悲痛な心情が歌にこもる。
息も絶え絶えに答える寿庵
「私たちの月は満ちました♪」（涙）
四郎の想いがびんびん伝わる。「神よ　なぜあなたは　私から力を奪った♪」

リオがシローの所に登っていき口づける。
長い沈黙の後、静かに、本当に静かに「か・・ぜがうたを唄う　耳をすませば　ほら♪」
その声ははらいそへといざなうにふさわしい、神々しさ。
「遠い空に高く　太陽は輝く　雨に濡れても　雲の上から　君を守るために♪」のコーラスの中、
「もう１度　もう１度だけ奇跡を・・・・」
口づけ、寿庵を生かし、倒れる四郎！目覚呆然とし尽くす寿庵。（涙）

カーテンコール、最後席だったんでよく見えなかったけど、
双眼鏡によると、司さん、うるうる来てた気がする。
上川さん、ギター弾かせて貰ってた。
*1　

こんなに上川さんの歌が聞ける日が来るとは思わなかった。
ましてや、ミュージカル！
中川くんとの共演、本当によかった。
こんなロックミュージカルを作って下さった皆様に感謝！！！
よく見えなかった後方席の我らと、見に来れなかった人たちのために、DVDには千秋楽のカーテンコールもぜひ入れて戴きたいものです。

歌詞カードだけ見て書いていたが、修正・確認のためCD聞いたら、もういけません・・・。
またはらいそへ行ってしまいます。
これでは仕事になりません。
まるちりです。
今日は、AちゃんとHくんが時間入れ替え、新しい本を渡して・・・っと。
はいっ、掃除掃除！
　

*1:カーテンコールで噴出された銀箔　投げられたテープ　撒かれたせんべい・・・getできず写真だけ写させてもらった(^^;