ペルシャ文明展


やっと行けた〜。
大阪歴史博物館
なにわの宮跡に建てらて、1Fではガラス張りの床から地下にある遺跡が見られるようになってる。
子供が校外学習で行て来た時、パンフを見て一度見に行きたいと思っていた。


エレベーターで7階へ。
入口で、私の前にいた老夫婦のご主人が音声案内を指して、「これが値打ちやねん!」と力説されていた。
早速借りて、身に付ける。
こう言うの借りるの初めてで、ちょっとどきどき。
バックミュージックに乗せて上川さんの解説が始まる。


アレキサンダー大王の遠征とか、ヘレニズム文化とか、○○朝ペルシャとか、イスラム帝国とか、世界史でごちゃごちゃになった知識が、今、整理される!
イランに視点を置いて見て行くので、その辺の事がよくわかって嬉しい。
それも、やさしい口調の、上川さんの解説なんだから!


私の聞いてるのを見て、「あれ借りたらいいねんなぁ」と言ってたおば様。
“ぜひ、お借りください、上川隆也さんの解説、素敵ですよ”・・・と言えばよかったな?
最終日近くの平日なので比較的空いていて、ゆっくり見れて(聞けて)よかった。


続いて6階へ。
踊り場からは、大阪城が一望に見える。
その向こう側は、ビジネスパークの高層ビルが囲んでる。
このビルのお陰でうちのベランダから、大阪城が見えなくなったんだ!
はじめはよく見えてたが、建築工事が始まり、だんだん上へと伸びてきて、少しずつ隠れ、遂に完全に大阪城と我が家の間にビルが割り込んだ。
と言うことは、この博物館ができたから、城が見えなくなった所もあるんだろなぁ。
複雑・・・・。


コインの歴史や、装飾品、今まで写真でしか見たことのない物や知らなかった物が一同にある。
その解説が上川さんの声なんだから〜。(はいはい)


展示会場外側で、NHKシルクロード」のDVDの宣伝をしていた。
それでか〜。
上川さんは、かつて、この番組をリクエストされてたよねぇ。
その繋がりで解説頼まれた?
私も、「シルクロード」には夢中だった。
DVD販売の人がモニター画面で色々説明してくれたが、この「パミールを超えて」からが私も特に深く残ってる。
「ラダック」には絶対行こうと思った。
結局、その寸前までしか行けなかったが、中国、内蒙古、インド、アラブ首長国連邦、と旅することになったのは、この番組の影響と言っていい。
タミル人の村、イスラムの真っただ中にある古くからのキリスト教徒の村が紹介されていたが、直後に破壊されてしまったそうだ。
大草原を歌いながら歩いてた女性の一群は、NHK取材班が急遽探しに戻ったが、一人も行方が分からなかったという。
このDVDに残ってる姿は、ほぼすべてなくなってるなんて、悲しすぎる。
私も、VHSに録画してあるはず。
DVD化しとかないと。


私が行った、インドのパンジャビーや、ソーナーマルグも今、入れないんじゃないかな。
文明展で思い起こした遺跡の見学もしたアラブ首長国連邦は、特にドバイ、観光に力を入れて、大阪モノレールの協力で水上レジャ施設なんて作ってるらしいが。


昨日NHKHiの番組で、チベットの20歳になった娘さんがダラムシャラへ尼僧の修行に行くのをしていた。
雪の中を、川が凍ってるうちに歩いて渡らねばならない。
私はデリーからバスに10何時間か乗って行ったが、本来は辺境から歩いて来る・・・。
20歳になったら、結婚するか、尼僧になるか決めなきゃいけない。
その子は、勉強したいから尼僧になり、その友達は親の決めた相手の所に嫁いだ。
私が乗ったダラムシャラ行きのバスには、留学中の娘さんに会いに行くお父さんも乗ってたなぁ。
その日は8月6日で、博学のチベット人のその人は「今日はアメリカが原爆を落とした日だが、日本人はその日どうしてる?」と訊いた。
そうだ、貴重な写真もスキャンしてデジタル化しとこう。